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October 31, 2006

いじめ「ゼロ報告」の幻②

 いじめは級友だけでなく、クラス全員の前で男子生徒を「からかった」と認める教員もかかわっていました。その教員は97年度に1年間にわたって県の「生徒指導」の研修を受け、校長の指名で学年主任を務めていました。

 事件があった同校は、県に報告する「いじめ」の発生件数を、判明分だけでも03年度からゼロにしてきました。しかし、事件後、遺族の要求で行われたアンケート調査では生徒は以前から「いじめ」にあっていたことが明らかになりました。「いじめ」は隠れていたのです。なぜー。

 福岡県は07年度までに「いじめの根絶」、つまりいじめゼロを「成果指標・数値目標」に掲げ、市町村教育委員会を指導してきました。

 県内の50代の教員は言います。「いじめの取り組みでは、自分のクラスの問題を率直に出し合うような協力が欠かせません。しかし、校長に続き、今年から教員にも人事『評価』が全面実施され、みんな競争です。いじめを明かせば『ダメ先生』になりかねない。事件で問題になった教師も、『学年主任』だから周りは率直にものも言えない。学校現場に『横』の関係を取り戻すことが必要です」

 いま政府は、教育基本法改悪案で、「5年でいじめ半減」という数値目標を現場におしつけようとしています。いじめがますます隠されようとしています。(続きます)

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連載「異常に高い日本の教育費」⑤最終

 *等しく教育をうける権利を

 経済協力開発機構(OECD)は9月12日、「図表で見る教育」(加盟30カ国の教育状況)を発表。それによると、国と地方を合わせた総支出に占める教育支出の割合は、95~03年にかけて、OECD各国の平均が1,3ポイント増えたのに対し、日本は0、4ポイント減りました。初等・中等教育に限ると、この間の日本の教育支出の伸びは6%にとどまり、OECDの33%と比べ、あまりにも大きな開きが。「高等教育を含む教育費無償」は世界の大きな流れです。新婦人は、「第3回国連子どもの権利委員会日本政府報告書の審査」にあたって、アンケート結果をカウンターレポートにまとめて提出するなど、国際世論に訴えながら、世界から孤立する日本政府に、経済的な差にかかわらず、等しく教育を受けられる権利を保障するよう迫っていきます。(終わり)

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October 30, 2006

いじめ「ゼロ報告」の幻①

 *「岐阜でも出るのでは・・・・」とみんなが恐れていた、いじめによる子どもの自殺がついに起きてしまいました。

 *あいつぐ衝撃的な事件には構造的な背景が考えられます。多くのマスコミの中で「赤旗」日曜版(10月29日付け)が鋭く背景をえぐっています。何回かに分けて緊急掲載します。

ここから↓

 「いじめられて、もう生きていけない」。そんな遺書を残して福岡県筑前町の中学校の男子生徒(13)が命を絶ちました。好きだった馬のぬいぐるみやバレーボール、母親似の優しい笑顔の写真が置かれた祭壇、その前で母親(36)は声を震わせました。「なぜ、こんなことになったのか。真実が知りたいのです」。全国に衝撃が走った事件の真相はー。君塚陽子記者(続きます)

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飛べ翔べ9条・交流会in下呂

◆時:06年11月18日(土)PM2:00~PM5:00

◆所:下呂市市民会館ホール

◆内容:コーラス”やまびこ”(高山)”泉”(下呂)

     講演「これからどうする憲法9条」森英樹(龍谷大学教授・前名古屋大学副総長。憲法学)

◆夕食懇談会:PM6:30~8:30)

11月19日(日)2日目

◆活動交流会(所:旅館’寿々波’:時AM9:00~PM12:30)

◆参加費:集会・交流会のみ・・500円 全参加(宿泊含む)・・10000円

◆主催:九条の会・岐阜県連絡会

◆問い合わせ先:吉田千秋058-388-0970/現地連絡先:宮川茂治0576-25ー4454

  

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連載「異常に高い日本の教育費」④

*教育は自己責任!?

 高校、大学へとすすんでいくと、さらに教育費はうなぎのぼりです。公立高校でさえ、毎月の学校納付金は、月平均3万4304円(アンケートより)。授業料未納者や退学を余儀なくされる生徒が急増し社会問題になっています。 

 埼玉県立高校で事務職員をする滝山明さんは、「深刻な学校では、口座振替未済が100件を超えます。本人に確認の上、旅行積立金を授業料に充足したため旅行に参加できなかった生徒、催促したことによって子どもを退学させてしまった保護者、卒業証書と引き換えに授業料を納めにきた生徒など、忘れられないことがたくさんあります」と。

 埼玉県本部の平田通子さんは、「アンケートにとりくむ中、”子どもたちを大切にするためにどうするか”を真ん中に語り合おうと呼びかけました。自己責任で、家庭内だけで努力するのではなく、社会の問題にして、異常に高い教育費の問題を解決していこうと話し合いがひろがり、秋の行動の”子育てと教育費用の軽減を求める”運動や、教育を受ける権利や機会均等をうたう憲法、教育基本法を守り、生かす運動につなげていきたい」と話します。(続きます)

 

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October 29, 2006

06教育フェステバル終了!

Fes1  「2006教育フェステバル」が成功裡に終わりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。当日の写真を少々公開しますね。

まずは早朝から準備です。かけつけて下さった方々、ありがとうございました。Fes2

まづは実践交流会から始まりました。Fes3

続いて、この夏全国紙でも紹介されたK先生の実践報告です。Fes4

中央公民館の入り口にはこんな看板も。

Fes5_1

高校生の分科会があることも大きな特徴。Fes6

服部先生の講演には大きな勇気をもらいました。

組合員でない先生方の姿や一般のお父さんお母さんの姿が多く見うけられたのもうれしいことでした。

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憲法9条は変えたらあかん~岐阜のつどい

   戦争はダメ! 9条で平和を

 私たちの国は、本当に長い間戦争をしませんでした。それがあたりまえだと思ってきました。

 ところが、周辺事態法とか、テロ特措法とか、武力攻撃事態法とか、国民保護法とか、特定公共施設利用法とか、どんどん戦争準備の法律をつくり、とうとう憲法まで変えようという動きが出てきました。

 特に憲法9条2項を変えて、日本を「外国に出かけて戦争をする国」にしょうとする人々がいます。

 私たちは、憲法9条は1項も2項も変えてはならない、二度と戦争をしてはならないと思って、各地で「九条の会」を立ち上げました。

 保守・革新や宗教の違いをこえて、多くの方々の賛同のもとに「つどい」を成功させたいと願っています。

 どうぞいっそうのご協力をお願いします。

◆時:11月3日(金)祝!憲法公布記念日PM1:15~PM4:00

◆所:岐阜市民会館大ホール

◆内容:第1部=横井久美子コンサート「おいでいっしょに」

     第2部=講演「これからどうするの?この二ホン」高橋哲哉(東京大学教授)

◆主催:岐阜のつどい実行委員会(委員長:淺野勇前岐阜市長)

◆開催協力券:800円

◆連絡先:岐阜9条の会058-264-3780

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October 27, 2006

教育基本本法改正に慎重論~可茂地区の自治体~教育キャラバンの結果から

 「教育キャラバン」ってご存じでしたか。「ゆきとどいた教育」署名の時期にあわせて、県本部等が県内全ての自治体をくまなく訪問しているものです。その結果を本部の古山副委員長が文書にまとめてくれました。その中から、可茂地区だけ、教育基本法改正問題にしぼってお知らせします。多くの自治体が慎重になっておられることがわかります。尚、全文が見たい方は教育会館までどうぞ。(   )内はキャラバン隊への対応者です。

■富加町(教育長)改正案は「教育振興計画の中味が問題だ」×

■坂祝町(町長、議長、教育長、学校教育課長)「統制は意味がない」×

■川辺町(町長、議長)「東京一極集中が激しい。地方は切り捨てだ}×

■美濃加茂市(教育長、議会事務局長)「改正案は今までの教育を全て否定しているようにみえる。美しい国と言っているが、中味が問題」×

■白川町(助役、教育長)「議員の多くは改正したほうがいいという印象を持っている」△

■東白川村(村長、議長、教育長)「法律で強調するようなことは、地域でできている」×

■七宗町(町長、議長、教育長)「改革は全て予算の削減に次ぐ削減で困る」×

■八百津町(教育長)「教育と福祉だけはお金をかけないとダメ」×

■御嵩町(参事、教育課係長)「議会では各委員会で継続審議中」△

■可児市(議長、教育長、教育部長、学校教育課課長)「よく検討する」△

 *×印はどちらかというと反対というキャラバン隊の印象

 *△印はどっちともわからないというキャラバン隊の印象

○来年はさらに大きなキャラバン隊を行いたいですね。

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親とのトラブルを乗り越えよう!~可茂学級づくりサークルが学習会

*是非参加を!

■時:11月11日(土)14:00~16:00

■所:上古井公民館(美濃加茂東中学校隣)

■講師:丹下加代子先生(愛知県東海市の小学校教師)

■参加費:500円

■主催:可茂学級づくりサークル

■お問い合わせ先:0574-53-6011可茂教育会館

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October 26, 2006

連載「異常に高い日本の教育費」③

*負担大きい塾、習い事・・・・

 大学2年と高2の子どもがいる榎本恵子さんは、「学校へ払う教育費だけでなく、テスト代とか塾代とか学校以外の教育費がふくらんでいる。これをみてくださいよ。娘が高校受験のため、中3の夏から通い出した塾代の記録です」と銀行の通帳を開きます。

 「8月2万6040円、9月10月2万9840円、11月6万6065円、12月9万2630円と、どんどん増えて、翌年1月までの6ヶ月で約30万円もかかりました。すすめられた合宿を断ってこの料金です。この他に、業者テストを1年間に12回受け、計約4万円。業者テストは任意ですが、結果がないと志望校の選択もままならず、県内の私立高の入試にもさしさわるので、受けないわけにはいきません。公立学校が塾や業者テストを当たり前のようにしているのはおかしい」と榎本さん。

 新婦人のアンケートでも、塾の記述は112人、(17,5%)あり、公教育への内容やシステムへの疑問と不安、意見があふれています。公立小学校の学校納入金の月平均は7478円、公立中学校は月平均1万3046円、共に1ヶ月にかかる教育費平均の3分の1程度です。塾代や通信教育費が学校納入額を大きく上回ります。(続く)

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岐阜新聞にも!

 本日付の岐阜新聞、催し蘭にも「06教育フェステバル」が紹介されました。新聞をみて1人でも多くの人が来てくださるといいのですが。

 中日、岐阜の両紙にはお礼の電話と、当日是非取材にきて下さるよう、お願いをしたいと思っています。

 ある中学校では、学校長宛に送った教育フェステバルのチケットとチラシが職員室に掲示してあるそうです。

 皆さん、あの人を誘いたいのだけどまだ誘っていないという人はありませんか。是非もう1人、もう一声、頑張りましょう!私も今夜は電話作戦です!

 

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October 25, 2006

10・21県民集会の報告

少し遅くなりましたが、10・21県民集会の報告です。

支部からは20名近い仲間が駆けつけました。また、この日午前中に行われた拡大執行委員会には支部から5名の仲間が出席しました。本当にご苦労さまでした。

 全体では主催者発表で1000人を超す集会デモ行進となりました。写真は集会の様子とデモ行進の一コマです。1021 10212

 教育基本法改悪阻止の闘いはいよいよ正念場、12日(日)も東京への中央動員があります。どなたか行ける方はありませんか。是非、連絡をお願いします。

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「ゆきとどいた教育」街頭署名に是非参加を!

 今朝の中日新聞に教育フェステバルの案内が出ていましたよ。岐阜新聞も明日あたりは載る可能性が高いです。

 さて、「ゆきとどいた教育」街頭署名のお知らせです。2日間のうちどちらか1日には是非参加してくださいね。時間はいずれもPM2:00~3:30分ぐらいまでです。

11月 5日(日) 生協店前と川辺ユーストアー前

11月12日(日)可児ヨシズヤ前と美濃加茂アピタ前

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October 23, 2006

岐阜新聞と中日新聞と可児ケーブルテレビ

 22日、「06教育フェステバル」開催案内を岐阜新聞と中日新聞に掲載してもらえるよう依頼してきました。

 可児ケーブルテレビでは既に連日文字放送で流れている筈です。

気がつかれたら皆さん、ご一報くださいな!

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連載「異常に高い日本の教育費」➁

*義務教育でなんでこんなに!

 新婦人の「教育費の実態アンケート」は、今年3~5月に実施、小学生から大学生の子どものいる会員1407人(43都道府県)の回答がありました。

 「あらためてかなりの額に驚きました。義務教育なのに、なんでこんなにお金がかかるの!?」と小5と中1の子どものいる田辺京子さん。長男がこの春中学に入学。その費用を計算すると、制服代2万6565円をはじめ、カバン、ソックス、シューズ、レインコート、体操服、自転車などで10万259円にも!

 「制服の購入は2社から選ぶのですが、もちろん安いほうに。安い業者は中学校まで取りに行かなければならなかったのですが、見栄を張っている余裕はありません」と苦笑。

 毎月銀行から引き落とされる学校関係費は給食費3000円、PTA会費1000円を含む1万数千円。「小学校は約5000円でしたから中学になって一気に2倍に!」

 しかし、出費はそれにとどまりませんでした。少年野球チームに所属していた長男は、野球部に入部。部活のための練習着、スパイク、ユニホームなど、夏までに4万4424円にもなっていたのです。「結局無償なのは教科書くらい。小学生の下の子も、習字や洋裁セットの購入があり、ダブルパンチです。今、なんとかなっているのは、2人とも習い事や塾に通っていないことと、健康で医療費がほとんどかかっていないため。この先のことを考えると不安でいっぱいです」という田辺さんは、パートで週3日働いた月約7万円から教育費のために、1万5千円を貯蓄しています。(続きます)

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いかがですか?

 久しぶりに体裁をちょつと変えてみました。どうです?秋らしいですか?

今、は紅葉はどこまで来たのでしょう?

紅葉でもゆっくり観に行きたいですね。

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October 19, 2006

40数名です!

 17日までに教育フェステバルに参加の意思表示があった教員数は40数名を超えました。まだまだ多くの先生方の参加が見込まれます。

 執行委員会では、20日に地区内全小中学校、市町村教育委員会、可茂教育事務所にもパンフを送付、参加を呼びかけます。

 あなたもお隣の方お一人に是非声をかけてくださいね。

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October 17, 2006

連載「異常に高い日本の教育費」①

 *新婦人新聞9月21日付けからの転載です。

 新婦人のアンケート結果でくっきり!

「調べてみてがく然とした!どう計算しても、あと3年の大学の授業料が我が家の収入では足りない!」

 新婦人の「教育費の実態アンケート」(06年3月~5月)がまとまり、日本の異常な教育費の実態が浮き彫りになりました。アンケートを通し、「もう黙っていられない!」と立ち上がる埼玉の会員たちをたづねました。(続きます)

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October 16, 2006

21日は県民集会に是非参加を!

 ご存じのように21日(土)は岐阜市で県民集会です。可茂でも多くの方が参加しますが、交通アクセスがどうもという方に、「足」を用意しました。

 当日、午後1時に総合庁舎裏の駐車場にきていただければ、14名まで乗車可能です。是非、ご利用ください。

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全生研が反対声明

全生研(全国生活指導研究協議会)が教育基本法改悪に反対声明を発表しました。

====ここから====

教育基本法改悪に反対し、「改正」法案の廃案を求めます
                                         2006年10月14日
                                         全国生活指導研究協議会常任委員会

 本年九月、東京地裁は、①国旗・国歌の強制は、思想・良心の自由を規定した憲法第
十九条に違反すること、②学習指導要領は大綱的基準であり教育行政によるその強制は
教育基本法第十条に反することを明らかにしました。
  その直後に発足した安倍政権は、戦後教育の民主主義原則を敵視し、教育基本法「改
正」と憲法改悪を目論んでいます。
 その危険性は、教育の創造にとって最重要の原理である内心の自由を奪い、すべての
人の精神的自由権を脅かす点にあります。そのことは、子どもと教師を国家体制の歯車
として扱い、批判的精神や探究の自由を奪うことです。
  この目的が、学校教育を「愛国心」という国防精神の教育に組み替えるものであるこ
とは、安倍首相及び閣僚たちの言説からも明らかです。

  わたしたち全生研は、個人の尊厳を認め合う主体を育てることをめざし、実生活との
結合、学問の自由の尊重を基本に据えた教育実践を築くために、全国の仲間と共に努力
しています。これは、教育基本法第二条を初めとする民主主義教育の方法原理を生活指
導の見地から具現化しようとするものです。
 全生研常任委員会は、この成果に立って今後も学校づくり・子ども集団づくりに取り
組むことを改めて表明し、ここに教育基本法「改正」法案の廃案を求めるものです。

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October 15, 2006

これからよろしく~更新再開です!

 ついつい長い期間(10日)の更新おやすみでしたが、今日からまた更新再開です。皆さん、1日1度、是非アクセス、よろしくお願いします。(以上管理人でした。)

 更新お休み中もいろいろ活動は続いています。お四国お遍路にも行ってきました。(あ、これは関係ないですね。)

 忘れないためにメモっておくと、

7日~8日 女性部5人が全国学習交流集会に参加(広島)

10日 職場代表者会議(会館)

12日 地区労連幹事会(会館)

14日 教育基本法改悪反対全国集会(東京明治公園・4名参加)

14日~15日 岐阜県生活指導研究協議会合宿学習会(岐阜・3名参加)

 で、今週、

17日(火)教文教育運動合同会議

   *教育フェステバルを前にいよいよ秋の陣!担当の先生方の奮闘、出席、よろしくお願いします。

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October 06, 2006

知人のBLOGからの転載です。

いじめ・自殺事件を考える

月曜日に、道徳の授業として、北海道の小6女児いじめ・自殺事件について子どもたちと考えました。

この時点ではまだ教育委員会は、自殺の原因をいじめであると認めていませんでした。

<自殺>小6女児が遺書…遺族はいじめ原因と訴え

 北海道滝川市の小学校の教室で昨年9月、6年生の女児(当時12歳)が遺書を残し首をつり、今年1月死亡した。遺書には同級生から女児へのいじめを受けていたとみられる表現があり、遺族は「自殺はいじめによることが明らか」と訴えている。一方、同市教育委員会は「原因は特定できない」と反論している。

 女児は昨年9月9日朝、同市立江部乙小の教室で、天井に設置されたスライド映写用スクリーンのはりにひもをかけ、首をつった。計7通の遺書が教壇の上に置いてあるのが見つかった。女児は意識不明のまま今年1月6日、同市内の入院先病院で亡くなった。遺書は学校とクラス、母親(37)と同居の親族(58)、友人3人にそれぞれあてられていた。

 クラスあてへの手紙では「みんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。」と記述。学校にあてた手紙では、3年生で周囲に避けられるようになり、6年生で自殺を考えたと告白した。家族への手紙では、自殺を決めたことへの謝罪がつづられていた。

 学校側が調査したところ、女児は首をつる直前に行われた修学旅行(8月31日~9月1日)のグループ分けで、級友から仲間外れにされた。また、遺族によると、首をつる4日前、自殺をほのめかす手紙を友人の1人に渡した。「秘密にしてね」と書かれており、友人は担任ら学校側に相談しなかった。さらに、遺族にいじめの存在を証言する同級生もいたという。

 母親は「学校側は事実をうやむやにしている。いじめを認めてほしい」と訴える。市教委の千葉潤指導室長は「(遺書にある)無視が即、陰湿ないじめに結びつくとは思わない。遺書の中身自体は学級でよくあること。原因は今も調査中だ」と話している。

▽いじめ防止に取り組むNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)の理事でいじめに関する著書がある武田さち子さん(48)の話 態度や言葉によるいじめは目に見えない傷を被害者に残す。遺書の中身からいじめがあったのは明らかだ。クラス全体に抗議する意味があったのだと思う。

■遺書の内容

学校のみんなへ
 この手紙を読んでいるということは私が死んだと言うことでしょう
 私は、この学校や生とのことがとてもいやになりました。それは、3年生のころからです。なぜか私の周りにだけ人がいないんです。5年生になって人から「キモイ」と言われてとてもつらくなりました。
 6年生になって私がチクリだったのか差べつされるようになりました。それがだんだんエスカレートしました。一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たいような気がしました。何度か自殺も考えました。
 でもこわくてできませんでした。
 でも今私はけっしんしました。(後略

6年生のみんなへ
 みんなは私のことがきらいでしたか? きもちわるかったですか? 私は、みんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。(後略)

<一部抜粋、仮名遣いなどは原文のまま>(毎日新聞10月01日 22:21)

まず、記事と遺書を私が読んで、よくわからないことについて質問。

次に、以下のテーマで自分の意見を書いてみました。

子どもたちの主な意見を紹介します。

★自殺してしまった女の子へ
○友だちに「いじめ」られるのはつらかったでしょうね。学校で一番つらいのは、「いじめ」だもんね。苦しかったり、悲しかったりするよね。私も一時期いじめられてた時があります。私も自殺しようとした時だってありました。いざとなると恐いですよね。一人で抱え込まないで、先生や親には相談しましたか??それでも解決しなければ、自分が動いてください。クラス会議をするとか、自分が変わろうとしてください。って言っても、もう遅いですよね。だからと言って、私はどんなことがあってもあきらめないでがんばってほしかったです。

○いじめられるのはつらかったと思うけど、それをのりこえれば楽になったかもしれなかったよ。げと、3年間もいじめられるのは、だれでもつらいよね……。

○いじめとかあまりうけたことはないけど、ちょっとわかる。最後まで残されて不安になる。苦しくなってくるよね。でも、本当に死んでよかったの?選ぶのは自由だけど、自分を殺したことになる。自分で自分の未来をうばった……。それで……。

○自殺する前に、もうちょっと考えてみれば良かったと思います。つらくてがまんできなかったのはわかるけど、勇気を出して、なんでいじめられているのかクラスの子に聞いてみたら良かったと思います。そして、いじめられている原因をなおしてみればいじめはおさまって、自殺なんかしなくても良かったと思います。

★そのクラスの人たちに言いたいこと
○なんでそんな差別をするんですか?その女の子になにか嫌なこととかされたんですか?「キモイ」からっていじめてどうなるんですか?自分たちはその子に言ってるんだけど、自分がいじめられたらどんなに傷つくかわからないのですか?

○いじめはやられてる人はもちろんつらいけど、やっている人もつらいと思います。だから、いじめてうれしい思いをする人は誰もいないと思います。クラスメイトを一人失うのは重大な事です。その子にも、どっか良いところがあると思います。

○一人でもいいから、話しかけれるんじゃないかな。相手の気持ちも考えればいいと思う。

★学校や教育委員会に言いたいこと
○「責任を負いたくない…」。それって、ずいぶんわがまま。その気持ちもわかるけど、かくすともっとひどくなる。

○なんで、いじめじゃないって決めつけるんですか?あなたたちにはわからないかもしれないけど、その子はとてもひどいこととか言われて、傷ついたんですよ。

○原因はいじめっていうのは明らかなんだから、責任をとりたくないからって認めないのはおかしいと思う。

○その子のためにはやく公開するべきです。遺書を隠さないで、事実を言うべきです。

○なぜ遺書を隠していたのか。なぜ、いじめじゃないと言い張るのか、言いたくないのはわかるが、いじめが出たのだから学校の責任なのだからいじめだと認めてほしい。

★その他の感想
○悲しい事件だと思う。でも、みんなにも責任があると思う。

○この事件を通じて、自殺を考えている人も、しないでほしい。

○この話を聞いてとても恐くなりました。あと、死ぬってことや、少しのトラブルで自殺ってことが、どれだけいけないことかよくわかりました。今の自分の歳の子が自殺ってことがとても考えられません。絶対ありえないけど、自殺をしたいなんて考えません。

○あの子は、本当には自殺したくなかったと思う。すごく恐かったと思う。でも、みんなからいじめられるのが嫌でたえられなくて、自殺してしまったと思う。先生も気づいてあげられればよかった。お母さんにも相談すればよかったのに。あの子から「自殺するかもしれない」とかの手紙をもらった子は、誰かに言えばなんとかなったかもしれない。あの子はすごくかわいそうだなと思った。

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管理人から更新お休みのお知らせ

いつも訪問してくださってありがとうございます。 

ちょつと旅行に出ます。

管理人からのBLOG更新は、10日までお休みさせていただきます。

10日には是非、またこのBLOG、のぞいてみてくださいね。

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October 05, 2006

10月の予定

 10月になり、各地で連続的に分会が開かれるなど、活発な活動が続いています。

 今月の主な日程を挙げておきます。

 7日(土)~8日(日)女性部全国学習会(5名参加・広島)

10日(火)職場代表者会(全職場の出席を!)

14日(土)憲法・教育基本法を守る全国集会(4名参加・東京明治公園)

14日(土)~15日(日)岐阜県生活指導研究協議会;秋の合宿研究会(岐阜市)

17日(火)教文教育運動合同会議(担当者の全員出席を!)

21日(土)拡大中央委員会(4名参加・岐阜市)・県民集会(多数参加・岐阜市)

28日(土)可茂教育フェステバル(美濃加茂市中央公民館)

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北欧教育交流の旅を企画して⑥最終

                                              岐阜市立黒野小学校:高木敏治

  こんな彼らの生活に接したり見たりすると、日本の教員の生活はすさまじい。早朝から夜の8時9時まで勤務、土日は部活動。精神的に病んで倒れる教職員が増加するのも当たり前だろう。教職員の権利はどんどん削られ、多くが物言わぬ教師になり、出世競争に追い立てられている。「ひらめ教師」という言葉がある。 最初私はどういう意味か理解できなかった。ひらめという魚は、海の中で上のほうをみて生活しているそうだ。このところから自分の判断で発言行動するより、文科省や教育委員会のいうことばかりに目を奪われ、いつでも上の方ばかり見ている教師のことだという。うまいことを言ったもんだ。 しかし、そういう「ひらめ教師」を大量に今の日本が生んでいるのは、日本の政治構造だろうと思う。根源を改革せずに、「ヒラメ教師」を批判しても仕方がない。どんどんヒラメ教師が出てくるだけだ。(終わり)

*この旅には可茂地区からも参加された先生もあります。いつかまたお話を聞けるといいですね。

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October 04, 2006

北欧教育交流の旅を企画して⑤

                  岐阜市立黒野小学校:高木敏治     
 教職員は2ケ月半の夏休み、1回も登校しない

 北欧の教師たちは、2ケ月半近い夏休みに、1回も登校する義務はない。いくら担任の子どもが犯罪行為を起こして警察に逮捕されてもである。基本的に西洋では、6月の卒業式や終業式終了後、9月の新学期が始まるまで、契約関係は終了しており、夏休みに生じた問題は学校当局には無関係だという考えが、社会的に認められているようだ。
 「それで、給料はもらってるの?」と聞くと、「当然だよ!」という。年間13ヶ月ぶ分の給料が支払われており、12月だけに、クリスマスボーナスというような形で2か月分支給されている。「じゃ、そんな長い2か月半、何しているの?」と訊くと、「1か月は別荘で暮らしているよ」よと言う。「別荘?どこにあるの?」とさらに訊くと、郊外に6畳か8畳の質素なウッドハウスだ。中には電気も水道も来ていない。本当に質素な家だ。
そこには、小さな畑があり、野菜や花を育てて、自然の中で短い夏を思う存分楽しんでいる。たしかに日本はお金さえあればなんでも買えるし、スーパーではパックに包んだきれいな野菜が並んでいる。そんなことは彼らには無縁だ。そして、好きな本を読んだり、映画を見たり、外国旅行に行ったり、本当に彼らは人生を楽しんでいる。
                               (続く)

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October 03, 2006

北欧教育交流の旅を企画して④

                           岐阜市立黒野小学校:高木敏治
選挙は完全比例代表制

 スェーデンの選挙制度について話すと、完全比例代表制である。つまり、日本のように小選挙区制ではなく、全国、あるいは市町村選挙では全市町村内で選ぶ。そして、政党名しか書かない。だから投票率の割合で議員が選出される。100人選ぶのなら、13%の投票率なら13人、35%お投票率なら35人というように、どの人の票も、選挙結果に生かされるようになっている。日本では、政党名を書くのは国政選挙では実施され始めたが、地方議会ではいまだに個人名である。選挙とは、政党が政策を競ってされるものという、民主的な考えが定着している。
 高校生の予備選挙というか、予想選挙結果報告というのがあるが、これがまたおもしろい。選挙権は18歳以上だが、選挙に参加できない高校生や子どもたちの反応を知りたい、または、大人たちにアピールするため実施されている。これがマスコミにもとりあげられ、大人たちの投票に一定程度、影響を与えている。

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October 02, 2006

北欧教育交流の旅を企画して③

過去の①②はこちらでどうぞ!http://kamodiary.way-nifty.com/diary/2006/09/index.html

                           岐阜市立黒野小学校:高木敏治

 現職の教職員が地方議会議員になっている

 さらに驚いたのは、現職で教壇に立っている教職員が、地方の市町村・県議会の議員になれるという説明だった。「どうしてそんなことが可能なのか?」「議会の日は学校を休んで議会に参加するのか?」もういろんなことが知りたくて、次々に質問した。訪欧では地方議会は、大隊6時か6時半に開会され、誰でもが参加できるように保証されておあり、教職員も勤務が終わってから参加できるのだという。しかし、それでも日本人の私には疑問がどんどんわき出てくる。「担任の先生が保守党や革新党で、一部の父母から、教育について不安や批判はないのか?」「担任を替えて欲しいなどという要求は出ないのか?」と質問した。しかし、彼は「1+1=2は保守でも革新でも同じではないのか?」という。確かに担任の先生が保守であるとき、革新的な父母から批判めいた声が出たり、逆の場合もあるとのこと。しかし、あまり表面化して問題になることはないという。この北欧の地では、日本では想像もできない以上に、民主主義、人権の拡大、深化の試みが行われているのだと、つくづく思った。

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